2017年 02月 25日
ストーカー2号の八と子犬のサンの絡(から)み止め |
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by hukuchi
| 2017-02-25 19:04
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2017年 02月 22日
![]() 猟法:「一銃一狗」の古式単独猟法 猪犬:求菩提犬(くぼてけん)6期生の八(3歳の♀)と見習いのサン(9期生の8か月齢の♂) 獲物:60㎏のメスイノシシ もう猟期も終盤になり、どこの山に行ってもイノシシに出会うことがない。 そこで、これまで何頭も獲ったことのある山に向かう。 ここは、直径1.5㎝から3㎝のサカキなどの灌木(かんぼく)の茂った山である。 スギやヒノキの大木のある山より、灌木の茂る山の方をこちらとしては得意な猟場としている。 尾根道を歩き、目的地まで行ったのでそこから引き返す。 左の南面の灌木帯から八の吠え声がきこえた。 すると、「ゴフゴフ」というイノシシが犬を威嚇するときの音がきこえてきた。 子犬のサンの吠え声もきこえる。 サンは6か月齢のとき、イノシシに捕まって左後ろ足のひざ下をケガした。 その後、トラウマにも陥らず、順調に育ってきた。 先日も、先犬の八が起こしたイノシシに向かって2匹でストーカー行為をして獲らせてくれた。 サンは体の割に頭でっかちの犬で、先が楽しみなこちらの秘蔵犬である。 灌木帯に入ると、いつの間にか「ゴフゴフ」というイノシシの超低音の威嚇音はきこえなくなった。 八が先に、その後サンもこちらのもとに帰ってきた。 どうも、逃げられたようだ。 止めきれなかったのか。 しかたなく、尾根道まで戻って来た道をくだる。 すると、先のほうでまた「ゴフゴフ」というという先ほどの音がきこえる。 いた! すると、後ろから八とサンが駆けつけてこちらを追い越していった。 そして、まばらな真竹の中のイノシシに立ち向かう。 ところが姿の見えるイノシシとは別に、「ゴフゴフ」という威嚇音がちがう方角からする。 イノシシが2頭いたため、八はこれはかなわぬと判断してこちらのもとへ戻って来たのであろう。 姿の見えるイノシシが、八を追い回す。 そのイノシシが止まったのでその頭を狙って撃つ。 倒れない。 また走り出してこちらの前を右から左へ走った。 それを狙って2発目を撃つがイノシシは倒れず、真竹の中を走りくだった。 ふたつも撃ったのに当たらないのか。 とりあえず、イノシシの走りくだった方向へこちらも向かう。 すると20m先で、イノシシが倒れていた。 当たりを吟味すると、左の脇腹と右のひざ下に当たっていた。 一発目が左の脇腹、二発目が右のひざ下に当たったのであろう。 サンが倒れたイノシシの頬を前から咬むので、これを止めさせる。 倒れたイノシシを咬ますと、無傷のイノシシを咬むようになるからである。 咬み犬はどうしてもケガと隣り合わせなので、咬むのを早めに止めさせるようにしている。 咬み止めるような犬は、こちらとしては要らない。 せっかく鉄砲があるので、その鉄砲で倒せばいい。 闘犬もどきの犬など、願い下げだ。 ■
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by hukuchi
| 2017-02-22 19:30
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2017年 02月 14日
![]() 猟法:「一銃一二狗」の古式単独猟法 猪犬:求菩提犬(くぼてけん)6期生の八(3歳の♀)と8期生の太郎(2歳の♂) 獲物:30㎏のメスイノシシ きのう、ストーカー1号の赤と「切られの」次郎が、イノシシを追っていって深い谷底で咬み止めた。 そこは、急な勾配で搬出がきわめて困難な場所であった。 さらに間の悪いことに午後から用事が入っていたので、今日中の搬出はあきらめた。 咬まれたイノシシが、谷底から「ジージー」と悲鳴を上げていたことから判断して獲物は小さかったのであろう。 そこで、きょうは、そのイノシシの回収に向かう。 止め場は道路より下の方で、さらも急勾配のところなので引っ張り上げるのに骨が折れた。 やっと道路まで引き上げると、2匹は道路の上の山に入っていった。 しばらくして上の方で、太郎の吠え声がきこえた。 起こしたな! きょうは、昨日のイノシシの回収だけでいいのに、居るときは得てしてこういうものだ。 仕方がない、引き上げたイノシシをその場に置き、声のする方角へ急ぐ。 八の吠え声だけがする。 そのうちにイノシシの「ギーギー」という悲鳴がきこえだした。 たぶん太郎は、イノシシを咬んでいるのであろう。 太郎は、獲物が小さいときやメスの場合、咬みに行くタイプである。 そのためケガが多く、「切られ2号」と呼んでいる。 寄りつくと、太郎がイノシシの耳の辺りを咬んでおり、そばで八が吠え立てている。 ところが、2匹の近くでほかのイノシシの「ブーブー」と犬を威嚇する声がする。 イノシシの連れがいたのか? その威嚇する音の方を見ると、50年物の杉の大木の林の下の雑木の間から母親が飛び出てきた。 その母親は、わが子を咬んでいる2匹に突進した。 ところが、こちらの姿を認めたのかその母親イノシシはUターンして雑木の中に逃げ込んでしまった。 2匹は、相変わら子どものイノシシを相手にする。 こちらが近づいて、猟刀でイノシシを刺して作戦を終了させる。 2匹は、親イノシシの捜索に行かない。 うちの犬たちは、親子もののイノシシがいると、どうしても子イノシシをターゲットにする。 子イノシシは弱いので、その弱いものを攻撃対象にするのである。 これは、2匹とも猪犬として未熟なことの証明でもある。 それにしても母親イノシシの態度には感心しない。 ハンターがいることに気づいても、身を挺(てい)してわが子を救出すべきであろう。 しかし、人間の世界でもわが身第一で、子どもを見殺しにする母親の多いことが新聞の報道に出てくる。 以前にも同じようなことがあった。 谷で犬が子イノシシを咬んでいたら、尾根から母親イノシシが駆け下りてきた。 谷底の上の右岸のサカキの陰まで下ってきてとまったところを、下から仰ぐ角度で撃ちとった。 弱肉強食は世の習(なら)い、所詮(しょせん)猟とはこういうものだと割り切っている。 しかし、このような捕獲のときは、どうも気が重い。 これも仕方のないことか。 ■
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by hukuchi
| 2017-02-14 15:32
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2017年 02月 05日
![]() 猟法:「一銃二狗」の古式単独猟法 猪犬:求菩提犬(くぼてけん)ストーカー1号の5期生の赤(4歳の♀)と6期生の次郎(4歳の♂) 獲物:70㎏のメスイノシシ ここのところ、イノシシの起こしがない。 それもそのはず、足跡さえ見つけることができないのだから。 まして、イノシシが餌をした跡などはまったく見当たらない。 そこできょうは山を変えてみる。 自宅から、かなり遠くまで遠征してみる。 まず、車で山すそを流しながら足跡を見つける作業からはじめる。 うまい具合に、夕べの足跡と思われるイノシシの足跡をみつけることができた。 山から離れたとこまで行ってきょうの山を仰き、植生など山の相から判断して寝屋の大まかな見当をつける。 そこから、「ストーカー1号」の赤と「切られの与三」の次郎を放す。 谷筋をたどって大尾根まで登った。 その間、2匹はそれぞれ思い思いに捜索をしながら、時々こちらに顔を見せる。 いわゆる連絡である。 この連絡をしない犬は、猪犬として失格とする。 そこから大尾根を縦走し、反対側の谷筋に降りてみた。 そこにも、イノシシの足跡も食み跡も見当たらない。 そこで、また大尾根まで登り返す。 尾根の方で、赤が吠え出した。 前を歩いていた次郎が、赤の吠え声のする大尾根の方向へ応援のため走って登った。 すぐに次郎が赤の所へ追いついたらしく、次郎の吠え声も聞こえる。 しかし、2匹の吠え声が移動する。 ということは、イノシシが走っていることを意味する。 イノシシが止まらねば、こちらとしては撃つことができない。 しかも、こちらは犬と同じようにはイノシシを追っていく元気はないときている。 しかし、きょうは次郎が応援犬として登板しているので、絡(から)み止めすることができるだろう。 案の定、谷底の1っ所で2匹の吠え声がきこえる。 イノシシが止まったのだ。 そこへ駆けつける。 上から谷底をのぞくと、赤がイノシシと鼻をくっつけんばかりに接近している。 赤は体力的にイノシシより小さいので押され気味で、後ずさりしながら計回りに回っている。 つまり、土俵際まで追い詰められ力士が、俵づたいに回り込むのに似ている。 これまで赤は、イノシシが突っ込んできたら踵(きびす)を返してイノシシに尻を向けて一直線に逃げていた。 一方、次郎はイノシシと3間ほどの間合いを取って吠えている。 これならケガをしなくて済む。 次郎はこれまでのケガを負ったにがい経験からようやく学習したらしく、これでは「切られの与三」の汚名返上してもいいだろう。 赤と鼻をつき合わせて対峙していたイノシシは、この赤との一騎打ちをあきらめたのか谷の中をふもとへ向かって逃げ出した。 それを2匹が追う。 すぐに真下の真竹の複雑に倒れかかった谷で、イノシシが止まった。 よしチャンスだ! そこへ寄りつく。 倒れかかった真竹の下のスペースに、頭を下げた姿勢をした黒いイノシシが見えた。 その横顔面に狙いをつけ、必殺の一撃を放つ。 イノシシが、その場に沈んだ。 それを待っていたかのように、2匹が飛びかかってイノシシの足を咬む。 これで作戦終了だ。 犬をなだめて、イノシシの頸動脈を刺す。 傷口から、どっと血が流れる。 イノシシが突いてきても背中を見せて逃げていた赤のこれまでの闘い方ときょうは違っていたのは、イノシシがメスであったせいであろう。 先日も、メスイノシシを相手にストーカー2号の八もきようの赤とまったく同じ闘いぶりをしていた。 メスイノシシと見切って、犬に余裕が出ているのかもしれない。 このような絡(から)み止めは、100キロ超級オスのイノシシを相手では犬は命がいくつあっても足りない。 最近、犬にケガがないのは、そこのところを犬たちがわきまえているのかもしれない。 犬がケガを負ってまでして、イノシシを獲っても仕方がない。 ■
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by hukuchi
| 2017-02-05 15:20
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