フリーマーケット |
このフリーマーケットは、山内という地名をとって「ヤマフリ」と名づけられた。
きのう四国からの帰りに寄ったら、近所の人たちがきて準備を終えていた。
きょうは朝からフキ、ワラビ、ダイコン、タケノコなど季節のものがならんでいる。
ちょうど見ごろのエビネ蘭の鉢植えもならびられていて、値段は市価の半値だ。
変わったところでは、ラビットというむかしのスクーターも登場して彩(いろどり)をそえる。
フリーマーケットといえば骨董物、古着などが定番だが、このヤマフリははじめての試みなので出品者は少ない。
それでも近所の人たちが協力してこれらの季節の農産物などをそろえた。
ひとに知られていないので、買いにきた人たちは近所のひとたちである。
県道から50メートルほど入っているので、通りがかりの人が来ないのがウイークポイントだ。
しかし、こういう試みを継続することが、やがて市民権を得ることにつながるだろう。
いちばんの売れ筋は、近所の方が描く水墨画だった。
このひとは南画の師範の方で、このヤマフリのため懸命に絵を描き、気がついたときには夜が明けていたという。
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