石窯の完成 |
まず、アーチの天井部に開いていた煙突跡の穴に、レンガを一枚を入れて埋める。
つぎに、二階の料理室の開口部に、扉をつける作業をする。
ここをどうするかいろいろ悩んだが、レンジの扉を利用することにした。
レンジの扉には耐火ガラスがはめられているので、調理室の中が見えると踏んだのだ。
ところが、料理室の中が明るくないと中は見えないので、この目論見(もくろみ)は外れた。
レンジの扉の寸法に合わせ、開口部の上の辺にアングルを一枚溶接して縦幅をいくぶんせばめる。
これで枠ができたので、それにレンジの扉の受けの部分をネジでとめる。
扉の蝶番(ちょうつがい)をとりつけるため、開口部の左側に鉄パイプを縦に一本溶接する。
この鉄パイプに、扉の蝶番を溶接する。
これで、調理室の扉はできた。
耐火モルタルが自然乾燥してから薪を燃やすのが順当なやり方だが、気がみじかいのでそれまで待てない。
薪(まき)を調理室で燃やして、煙が先日調理室の床にとった排気口から吸い込まれて煙突から出るかどうか試してみる。
すると煙は、床の高さにある排気口にどんどん吸い込まれていき、煙突から出ている。
これで、一応石窯の完成とするか。
求菩提山