2015年 10月 19日
スッポンをさばく |
野生のスッポンをもらった。
そこで、これをさばく。
スッポンは、「カミナリが鳴るまで口を離さない」といわれる曲者(くせもの)で、このことは子どものときからタコができるほど聞かされている。
そこで、まずスッポンの口封じからはじめる。
タオルをのして棒のようにしてスッポンの前にもっていくと、これにスッポンが食いつく。
そのタオルを力強く引っ張ると、スッポンはあがらいきれず首がのぶ。
その伸びたスッポンの首を、出刃包丁ではねる。
首からしたたる血を、湯呑に受ける。
血はすぐ固まるので、酒で割ってまぜる。
むかしは、集落に病気で寝込んでいる人がひとりはいたので、このスッポンの血を持って走るのは子どもの役目であった。
スッポンは生のつよい生き物で、首から先も、首と離れた胴体についている足もうごく。
首が離れているので、スッポンにかみつかれる心配はもうない。
すっぽんの甲羅(こうら)は、やわらかい。
甲羅そのものはかたいのだが、甲羅の周囲の縁側といわれる部分はやわらかい。
かたい甲羅に沿って、縁側だけを切り取る。
そしてそこから包丁を入れて、甲羅をはずす。
すると、中には内臓が詰まっている。
その内臓の両端に、卵がみえる。
ニワトリの内臓の中にある卵にそっくりである。
大きさはパチンコ玉ほどで、あざやかなオレンジ色をしている。
数えると、50ほどあった。
したがって、この時期がスッポンの食べごろ、すなわち旬(しゅん)である。
スッポンは冬眠するのでそれに備えて秋には食いだめに走るし、産卵前にも体力を蓄えるため食い込む。
なるほど、冬の時期コタツに入ってスッポンで鍋物をする場面はテレビでよくあるが、あれは年中通流している養殖物のスッポンである。
膀胱(ぼうこう)を破らないように気をつけながら、とりのぞく。
腸は、すてる。
あとは、すべて食べられる。
手足の指から先は切り捨て、残りはすべて一口大に切り分ける。
マダニで大きなダメージを受けた直後なので、スッポンでも食って精をつけるとするか。
「精がつくもの並ぶれば、まず山クジラ・山芋(やまいも)に、マムシ・すっぽん・にんにくと、土用ウナギに韮(にら)・納豆」と、これは香具師(やし)をやるときの、いつもの口上の一部である。
そこで、これをさばく。
スッポンは、「カミナリが鳴るまで口を離さない」といわれる曲者(くせもの)で、このことは子どものときからタコができるほど聞かされている。
そこで、まずスッポンの口封じからはじめる。
タオルをのして棒のようにしてスッポンの前にもっていくと、これにスッポンが食いつく。
そのタオルを力強く引っ張ると、スッポンはあがらいきれず首がのぶ。
その伸びたスッポンの首を、出刃包丁ではねる。
首からしたたる血を、湯呑に受ける。
血はすぐ固まるので、酒で割ってまぜる。
むかしは、集落に病気で寝込んでいる人がひとりはいたので、このスッポンの血を持って走るのは子どもの役目であった。
スッポンは生のつよい生き物で、首から先も、首と離れた胴体についている足もうごく。
首が離れているので、スッポンにかみつかれる心配はもうない。
すっぽんの甲羅(こうら)は、やわらかい。
甲羅そのものはかたいのだが、甲羅の周囲の縁側といわれる部分はやわらかい。
かたい甲羅に沿って、縁側だけを切り取る。
そしてそこから包丁を入れて、甲羅をはずす。
すると、中には内臓が詰まっている。
その内臓の両端に、卵がみえる。
ニワトリの内臓の中にある卵にそっくりである。
大きさはパチンコ玉ほどで、あざやかなオレンジ色をしている。
数えると、50ほどあった。
したがって、この時期がスッポンの食べごろ、すなわち旬(しゅん)である。
スッポンは冬眠するのでそれに備えて秋には食いだめに走るし、産卵前にも体力を蓄えるため食い込む。
なるほど、冬の時期コタツに入ってスッポンで鍋物をする場面はテレビでよくあるが、あれは年中通流している養殖物のスッポンである。
膀胱(ぼうこう)を破らないように気をつけながら、とりのぞく。
腸は、すてる。
あとは、すべて食べられる。
手足の指から先は切り捨て、残りはすべて一口大に切り分ける。
マダニで大きなダメージを受けた直後なので、スッポンでも食って精をつけるとするか。
「精がつくもの並ぶれば、まず山クジラ・山芋(やまいも)に、マムシ・すっぽん・にんにくと、土用ウナギに韮(にら)・納豆」と、これは香具師(やし)をやるときの、いつもの口上の一部である。
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by hukuchi
| 2015-10-19 08:50
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Comments(4)

体調いかがですか?いよいよ解禁ですね~ 猟果を楽しみにしています。
マダニに咬まれて今月の17日にダウンしたが、その後、よくなり今はその影響はないようだ。
昨シーズンの終わりごろの3月9日に、こちらに引っ越してきた。そのときには土地のハンターが山を案内してくれたので大いに助かった。ところが、その人がシーズン後の5月に不慮の事故で亡くなった。そのため、その山道がどこに通じているかが不案内なことが弱点になった。このシーズンは、一谷一谷ずつ把握していくしかないだろう。
昨シーズンの終わりごろの3月9日に、こちらに引っ越してきた。そのときには土地のハンターが山を案内してくれたので大いに助かった。ところが、その人がシーズン後の5月に不慮の事故で亡くなった。そのため、その山道がどこに通じているかが不案内なことが弱点になった。このシーズンは、一谷一谷ずつ把握していくしかないだろう。

そうだったんですね。残念です。また見学に行けれたらと思います。
いつでもお出かけください。お待ちしています。オープン戦に入ったばかりで、ワンちゃんもこちらも馴らし運転です。