新幹線で焼身自殺 |
この事件で、何の関係もない乗客の女性が巻き添えを食って犠牲になった。
新幹線で火災?とニュース速報とテロップが流れたが、その後の様子はなかなか報道されず、もどかしい思いをした。
ケイタイ電話があるのに、それでも詳しいことが出ないのは現場が相当混乱していることを示している。
新幹線は高速で走る密室であり、いったん火が出ると火の玉となって突っ走り、火の回りが速いことは容易に想像できる。
したがって、乗客の脱出は不可能である。
最悪の場合、はじめての新幹線の脱線・転覆となり大惨事になるおそれがあった。
新幹線の車内が、燃えにくい耐火材料と防炎生地の構造であったことが幸いした。
新建材など燃えやすい材料であったなら、煙だけでも大きな惨事になっていたと思われる。
それに乗員の適切な初期消火が功を奏したのも、ひごろの訓練の成果であろう。
問題は、これをまねる模倣犯の出現である。
一日100万人ともいわれる新幹線の乗客を、空港のようにひとりひとりチェックするのは物理的に無理がある。
駅構内と車内の監視カメラらを充実したと報じられているが、ここはひろく英知を集め事件の再発亜防止につとめるべきであろう。