これが、「1銃1狗」の寝屋撃ち! |
(腸(わた)抜き40㎏のオスイノシシ)
(脂の乗り、腹部で15mm)
(弾痕は左側の耳の内側の丸い穴、右の穴は血抜きのナイフの穴)
猪犬:求菩提犬初代先犬のLee
獲物:55㎏のオスイノシシ
前方をさがすLeeの動きが、突然活発になった。
地鼻をとったり、高鼻をとったりして走り回る。
これは、イノシシがここを直前に通ったことを示している。
ということは、付近にイノシシが寝ていることになる。
よし、起こすぞ!
すぐに、Leeの咆哮(ほうこう)が聞こえてきた。
こちらから100メートルほどのウラジロの中で吠え立てている。
ウラジロの丈(たけ)は、こちらの腰の高さである。
これくらいなら条件はいいほうである。
寄りつくと、ウラジロのすいたところでLeeがイノシシと対峙(たいじ)して吠えている。
イノシシが右を向いたところを、その頭を狙って撃つ。
一発で、イノシシが倒れた。
それをLeeがイノシシの首に咬みつきにいく。
Leeをなだめながら綱でつないで立ち木にとめる。
頚動脈を刺して血を出し、作戦終了。
60㎏弱の大きさなのでひとりで楽に引き出すことができる。
Leeの牙から逃れるのはイノシシにとって至難のわざとなっている。
Leeは、この冬が4度目のシーズンで、円熟の境地にあるのか、まだのびるのか?
直子も2胎オスメス2匹ずつ秘蔵しているので、これから仕込んでいく。
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二代目先犬「黒」の猟芸