ヤマアカガエルのおたまじゃくし |
(ヤマアカガエルのおたまじゃくし)
猟場の谷筋に、ぬかるみの個所がある。
そこはまた、イノシシがヌタ場として使っている場所でもある。
その水溜りに、ヤマアカガエルのおたまじゃくしがいる。
ヤマアカガエルの産卵は、厳冬期の12月から1月である。
このカエルは、恋の季節にはヒヨコのようなかわいい鳴き声で恋の歌をうたう。
とてもカエルの鳴き声とは思えないきれいなさえずりである。
狩猟シーズンの終わりごろには、水溜りに半透明の寒天状の帯の中に黒い卵が無数あった。
イノシシは、この寒天状の卵は食べないようだ。
しかし、卵から孵(かえ)っておたまじゃくしとなって生き残るのはほんの一部にすぎないことがわかる。
さらに、おたまじゃくしからカエルになっても油断はできない。
天敵の蛇がいるからである。
きょうも、大きな青大将が近くにいた。
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