ドクダミ |
雨があがったので、家のまわりの草をとる。
水路の脇に、ドクダミが群れている。
もちろん、このドクダミはこちらが植えたものではない。
自然に生えたものである。
ドクダミは、いつ芽を出したのか生い茂っている。
そして、茎(くき)の先に白十字の花を咲かせる。
花弁の中央に、黄緑色をした円柱状の花穂が立っている。
花に近づくと、例のにおいがする。
ドクダミは、この独特のにおいのため嫌われることが多い。
子どもの時分、できものができると、ドクダミの葉を焼いて膏薬(こうやく)代わりに貼ったものだ。
ドクダミのにおいには閉口したが、薬効は確かであった。
できものの根を吸い出してくれるのである。
ドクダミとならんで、この時期咲くのはツユクサだ。
ツユクサは、二つ折りになった葉の間からあざやかな藍色(あいいろ)の花を咲かせる。
しかし、この花は一日花で、寿命は果(は)かない。
これからの時期に咲く花の主役といえば、やはりアジサイの花だろう。
アジサイは天気では花が乾いて生気がないが、雨にぬれた花には風情がある。
動画:単独猟の実際
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