黄エビネ |
山を歩いていて、斜面にエビネが咲いていた。
黄色の花をつけた黄エビネである。
エビネにはいろいろな種類があるが、当地ではこの黄色の花を咲かす黄エビネが多い。
何年か前、エビネが大人気となったことがあった。
そのときは、猫も杓子(しゃくし)も山に入ってそれこそ根こそぎにエビネをとって帰った。
そのため、一時はエビネは絶滅したようにみえた。
しかし、どっこいエビネはしぶとく生きのびていた。
エビネより希少価値のある寒蘭(かんらん)は、業者が寒蘭の根であるバルブまで篩(ふるい)にかけてとって帰った。
そのため、寒蘭は山から絶滅してしまった。
いまはエビネ人気も下火になって、山では数多く見られるようになった。
エビネは半日陰を好むため、庭に植えても枯らしてしまう例が多い。
やはり、野に置けレンゲソウといえるであろう。
動画:実猟
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