狩猟免許の試験 |
この試験は、県の農林事務所が行なうもの。
試験には、知識、適性、技能の三種類の試験があり、すべてをクリアーすることが求められる。
当日の受験者は、わな猟が11人、銃猟が4人とこちらが思ったより少ない。
銃猟が4人と少ないのは、長崎のスポーツセンターにおける銃の乱射事件のような銃を使った犯罪が多いので、銃猟をするに不可欠となる銃の所持許可の審査がとみにきびしくなっており、所持許可申請をしてもなかなか許可がおりないという背景があるようだ。
また、そのきびしいという審査のことが知れわたっているので所持許可申請そのものを控える人が多いということもあるらしい。
さらにレジャーの多様化で、ほかのレジャーへ流れる傾向も狩猟人口を減らしている理由のひとつであろう。
特に若い者ほど、その傾向はつよいようだ。
知識試験は、3択の30問の90分間のペーパー試験であり、合格は70点以上である。
つぎは、適性試験である。
これは、聴力、視力、運動能力の三科目あり、これは問題ない。
最後は、技能試験である。
これは銃に対する操作で、点検、分解および結合、弾の装填(そうてん)、射撃姿勢、脱包、団体行動での銃の保持、銃の受け渡し方法の実技をさせるものである。
さらに、空気銃の空気の圧縮、弾の装填、射撃姿勢の実技試験もあった。
試験は、事前の準備もせずに合格できるようなやさしいものではない。
やはり、それなりの受験勉強をしておかねば自信を持って試験に(のぞ)むことはできないであろう。
もちろん、なかには常識で判断して正解をみちびくことができる問題も数問あったが、やはり読本、問題集を読んで勉強をしておく必要がある。
事前対策として、猟友会主催の夏の予備講習も行なわれているので、これを受けておけばこころづよい。
きょうの試験の発表は、週明けの24日(月曜日)である。
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