ジョイントコンサートの構想 |
かれは、津軽三味線を演奏する。
あの吉田兄弟が演奏する「津軽じょんがら」といわれる三味線である。
そこでかれの津軽三味線とこちらのハーモニカ、ヴァイオリンの合奏をしようとの話に意気投合した。
よし、やってみるか!
他人様(ひとさま)に聞いてもらう以上、下手な演奏はできない。
時期は?
こちらが旅から帰ってからのことで、合同練習もしなければならないので年が明けての春の前になるだろう。
冬になればふたりで音あわせ、合同練習などのスケジュールを詰めなければならない。
それに、まず選曲をどうするかだ。
こちらの希望は、福岡県が生んだ作曲家・古賀政男のいわゆる古賀メロディーがいいと思う。
酒は涙か ため息か
湯の町エレジー
影を慕(した)いて
人生劇場
柔(やわら)
悲しい酒
丘を越えて
サーカスの歌
男の純情
東京ラプソディー
いずれも日本人の心の琴線(きんせん)にふれる曲ばかりだ。
旅の途中でも、時間をみつけてはヴァイオリン、ハーモニカの練習をしたい。
日本の原風景