定例釣行 |
今回は、小林兄弟、島津親子と島津君の叔父さんが参戦する。
場所は、いつもとは対岸の右岸のテトラ側だ。
小林兄者も、さすがの増水を前に考え込んでいる。
いつものポイントまで竿先が届かないためだ。
それでもはやい流れの中に果敢に立ち込む。
立ちこんでしまえば、彼の腕のことだ、たちまち野鮎を掛けてしまう。
こちらは、きょうは流芯に挑戦だ。
ところが、普段でも流れがはやい上にきょうは増水のためさらに流れがはやくなっている。
オトリ鮎は、つよい流れのためすぐに弱ってしまい流されて浮くようになる。
オトリ鮎が浮いては、野鮎はかからない。
野鮎は、底を泳いでいるからだ。
そこで、オトリ鮎の選手交代させる。
そのうちやっと掛かった。
竿を立てても、ぐいぐいとラインが引き込まれ、糸が鳴く。
この場所で竿を立てたまま取り込もうすれば、ラインが持ちず切れてしまうだろう。
竿を立てたまま、テトラの上を走る。
オトリの姿さえ、現れない。
しかし、このつよい引きでは野鮎が掛かっているはずだ。
ようやくオトリ鮎の頭が水面の上に現れた。
こちらには野鮎の姿は見えないが、隣のひとが掛かっている」という。
やっとオトリ鮎のうしろで水しぶきがん見えてきた。
やはり、型のいい野鮎がかかっている。
このまま引き抜き、空中キャッチをすればラインが切れそうだ。
下流で釣っている島津君に声をかけ、タモで掬ってもらう。
こちらの上流側のとなりで釣っていたひとは、その急流でも強引に引き抜いていた。
多分、ラインは金属製だろう。
金属製ラインなら、つよいので少々の抵抗でも切れないらしい。
こちらは手先が不器用なので、金属製のラインに必携の網込みができない。
したがって、当分金属製ラインは使えそうにない。