サッシをもらいに行く |
緊張感がなくなったからだろう。
師匠のところへ、サッシをもらいに行く。
サッシは、今回増築した風呂の横の庇(ひさし)の壁代わりに使う予定である。
きょうは、早めに風呂をわかす。
この風呂は、薪(まき)でわかす古典的な風呂となっている。
包装紙などの燃えるゴミは、あらかじめ分別している。
そこで、この燃えるゴミを焚口(たきぐち)で燃やして熱エネルギーに変える。
薪風呂は、いったん温かくなると釜(かま)全体が焼けているので、さめにくい。
さめにくいというよりも、時間とともに加熱されて熱くなる。
お湯につかるというよりも、体を煮るというほうが正確だろう。
首まで湯につかって月と星をながめる。
そばでコオロギの音(ね)を聞く。
秋の虫たちの合唱を聞くのもいつまでだろう。
薪風呂を使うと、ゴミを出さずに済む。
環境にやさしく、エコライフで、しかも無駄がない。
夏などは、朝でも湯が温かいので朝湯を楽しむことができる。
福智山
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