もみじ狩り |
めざすは、九州本土のほぼ中央に位置する、くじゅうの山である。
今回は、牧の戸峠から入って沓掛山(1,503)、西千里ガ浜、久住別れをへて久住山(1,887)に登る。
このコースは牧の戸峠(1,330)とめざす久住山(1,787)との標高差は457mしかない。
そのため手軽な縦走ルートとなっていて、高齢者が多く、うち半数以上は女性だ。
登山口からいきなりの急坂をのぼると、沓掛山(1,503)のピークに達する。
これからは縦走路で、左の三俣山(1,745)がどこまでもついてくる。
くじゅうの山々は若い火山のため他の山群とくらべて森林限界が標高1,500m付近と低く、その上をゆく縦走路は左右の景色を眺めながらの楽しい山歩きとなる。
ドウザンツツジが緋色に染まり、それを引き立てるのは常緑の馬酔木(アセビ)の青いしげみだ。
露岩の屹立する星生山(1,762)の南斜面は、みどりのクマザサの肌に赤く紅葉した樹が散在し、晩秋の錦織なす景色となっている。
久住山の頂上は、風がつよく、寒い。
このためかデジカメのバッテリーの機能が一気に弱まり、電池の交換を要求するメッセージが出て使えなくなった。
ここから南側をみわたせば、眼下に久住高原がひろがり、その向こうに阿蘇五岳が遠望される。
その久住高原から阿蘇へにかけての眺めは、島国の日本とは思えないような大陸的な景色で、全国を旅してきた目からして日本でも指折りの雄大な景観といえよう。
山に登ったあとは、川底温泉で汗を流す。
ここは川の底からお湯が湧いており、ひなびた風情を味わうことができる。
デジカメでは、ほんとうの色が出ない。
双耳峰に見える手前の天狗城(1,760)とむこうの中岳(1,791)。
ひなびた雰囲気の浴槽。底は、川床となっている。ここは混浴。別棟に女性専用の浴槽もある。
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