蕨生(わらびお)大橋の下流 |
ここはトロ場で、右岸にはネコヤナギが生い茂っていてそこだけ深みになっている。
以前、三河の天野さんが教えてくれたポイントで、事実そのときそこで彼は大釣りした。
ここにふたりで入ったのだが、名手の島津青年でもかからない。
こちらは、もちろん一匹もかからない。
島津青年は、そこから上流に向かい瀬をつり歩く。
ときどき竿が立っており、かけている。
途中から、小雨がふりだした。
ふたりともウエットスーツを着ているので雨でも体は濡れない。
しかし、日差しがないので寒い。
昼食を終えて、午後の部のはじまりだ。
膝ぐらいの浅瀬で、つづけてかけた。
ところが、2匹とも小さい。
これは、天然ものの鮎だという。
青年は対岸のぎりぎりを狙い、つぎつぎにかける。
あとで、「ひとが川に入ったので野鮎は柳の下に集まっている」と聞いた。
できるだけ竿を寝せてオトリ鮎に流芯を横切らせ、左岸のネコヤナギぎりぎりまで行かせる。
その後は、できるだけ竿を立ててオトリ鮎を自由に泳がすことが上手な釣り方だとアドバイスを受けた。